ノーマン・カズンズというアメリカ人をご存知でしょうか。
不治の病と言われた膠原病を患いながらも、奇跡的な回復を成し遂げ、平和運動活動でも著名な人
で平和記念公園(広島市)に記念碑が建てられていることからもその活動振りが伺いしれます。
著書『笑いと治癒力』は今でも手に入る書籍です。
今回は彼の平和活動に焦点を当てるのではなく
「笑い」が治癒力をアップさせる点にフォーカスしてみたいと思います。
今も
膠原病といえば難病の一つですね。
自己免疫疾患というカテゴリーの範疇で。免疫機能が誤作動を起こして自分自身を攻撃してしまうというやっかいなもので、リューマチなどがよく知られていますね。
彼は、主治医の協力を得ながら闘病中は看護士に依頼して笑いに関する書籍やTV番組などから学び実践し奇跡の復活を遂げていきます。
このことは、難病に苦しむ人もそうでない人もまた医療従事者も改めて人間が持っている自浄作用の力に目を向ける好材料ですね。
絶望感、諦めを抱くことは簡単なことかも知れませんが、死の淵から蘇る内なる力とはどうしたら自分など凡人手に入れることが出来るのだろうか・・・
いやいや、自分とは無縁、選ばれし1部の天才のみと思ったことしばしばでした。
カズンズ氏が親交のある
シュバイツァー博士を訪ね、博士から「自分自身の中に医師はいる」とうい言葉に更なる確信を持ち、「笑い」がもたらす自然治癒力を啓蒙していったジャーナリストでした。
笑うことであらゆる病気が治るとは彼も言っていませんが、副作用の強い投薬に頼りきる現代人にこそ真摯に受け止めたい生き様だと思います。
笑うことは、呼吸法に通じますので、交感神経を働かせすぎる現代人にとって好ましい副作用のない無料の処方ではないかと思います。
また、笑いと併せて
「泣く」ってことも、心身に溜まった悲しみ・ストレスなどを洗い流す意味で同様の効果があると指摘する方もいらっしゃいます。
韓流ドラマのヒロインなどは「泣き」の達人ですね^^
健康に生き生きと輝くために、笑い、時に流す涙などは・・・
必要不可欠な自然の薬だと思うこの頃です。
ではでは!